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こんにちは!
幾度かの韓流ブームがすぎ、その時には全く反応しなかったワタシなのですが、2022年12月にNetflixに入って以降、すっかり韓流ドラマにハマってしまいました。
そして巡り巡って、2023年にBTS沼へ。
いろいろと彼らの情報にアクセスしていくうちに、いくつかの疑問が沸き起こってきたのです。
そしてのめりこむと調べたくなる若干オタク気質のあるワタシは、情報収集として文献を漁り始めました。
今回は、BTS初心者のワタシが、BTSを知るために読んだ本について、です。
BTSを知る・学ぶために読んだ本たち
韓流ドラマを見始めた時に最初に手にした本はこちら。
「韓国エンタメはなぜ世界で成功したのか」 著:菅野朋子
ワタシが不思議だったのは、何故、世界で評価されたのか?でした。
こちらの本では、韓国のエンタメ業界の変遷などがわかりやすく解説されており、業界の全体像を把握するのに役に立ちました。
この本にもBTSやHYBEについての記述はあったのだけれど、もう少し詳しく知りたいと思い、他の本も読んでみることにしました。
続いて手に取ったのが
「そっか、日本と韓国って、そういう国だったのか」著:ムーギー・キム
ワタシが日韓関係についても無知という事もあるので、この本を読みました。
なるほど、大変わかりやすく面白かったです。
ムーギー・キムさんの文章面白くて好きです。
その後、BTSについてより詳しく知りたいと思い始めたのでした。
前述の本にも多少なりともBTSについての記述はあるのですが、フォーカスしている本も何冊があることを知ったのです。
そこではじめに購入したのがこちらの本。
ワタシが知りたい事がかなり詳しくかいてありました。
「BTS学」への招待 著:北九州市立大学 李東俊ゼミナール編著
この本は、大変わかりやすくまとまっていて、彼らの楽曲の歌詞、マーケティング、メディア戦略やファンダムの話、はてはカントの「美学」まで、さすが大学でゼミ課題として2年間研究した結果が書籍として出版されているだけあって、かなり詳細に書かれていました。
BTSの入門編としてはバッチリでした。
続いて
「BTSを読む BTS THE REVIEW」 著:キム・ヨンデ
韓国の音楽評論家が、韓国内のミュージックシーンの歴史も振り返りながら、BTSが歩んできた道を、リリースしたアルバムの曲ごとの歌詞分析も入れてまとめています。
これを読むとわかるのですが、BTSの初期のアルバム”2COOL 4 SKOOL”(2013年)は、80~90年代スタイルのスクラッチを織り交ぜた、オールドスクール・ヒップホップを取り入れたものだったと書かれているのです。
ワタシがBTSの曲を聴き始めた時に、新しいものよりも古いものの方が好きだと思ったのは、自身がリアルに80年代の音楽を耳にしていたからなんだとこの本を読んで気づきました。
この本も、アルバムの曲分析が詳しく入っているので、BTSの曲をよく理解するために役立ちました。
「推しの文化論」ーBTSから世界とつながる 著:鳥羽和久
この本を購入したのは、BTSのファンの名称「ARMY」が、他のファンとは違うと聞いていて、何がどう違うのかなと知りたくなりました。
もともとワタシがあまり「推し」を理解できていないし、とくにこの「ARMY」が、ファンダムの概念を変えたという事から手に取ったのですが、正直1回読んだときに頭に入ってきませんでした。
書いてあることひとつひとつはそのとおり、と思うのですが、単発の話が寄せ集められたような感じがしてしまいます。
どうも、もともとが書籍を出版するために書いたものではなく、過去に各メディアに投稿した記事などを再構成しながら1冊にまとめているようなのでした。
そして次に読んでみたのはこちら。
「BTSとARMY」ーわたしたちは連帯する 著:イ・ジヘン
2019年に韓国で、2021年に翻訳されたこちらの書籍のほうが、ARMYがどのようなことをしてきたのかがわかりやすかったです。
日本語翻訳版には、巻末特別インタビューとして、BTSのデビュー当時から親しくてMCなどもつとめている古谷正亨さんのインタビューが含まれています。とても面白かったです。
そして初版買えず第2版で到着して読んだのが、
「BEYOND THE STORY ビヨンド・ザ・ストーリー」 著:カン・ミョンソク、BTS
無知なおばちゃんは、初版予約しなくても店頭で買えるものとばかり思っていたのです。発売日に本屋に行ってみたら、「予約のみです」と言われて、ショック。増版の予定を聞いて、あるようなら予約したいですとその場で第2版に望みをかけて予約しました。手に入れられてよかったです。
これも読みごたえがありました。
これは、QRコードがいたるところについていて、YouTubeなどの動画へリンクされて、本に書かれていた動画やMVなどを、見ながら確認することが出来るのです。
これは、便利でとても良い機能だと思います!
この本は、デビューしてから10年の歩みがわかるので、良いのですが、いかんせん価格が高すぎる!(苦笑)
税込みで7770円て・・・7人だから?
(ご注意:7770円は、日本語版発売時の定価です。現在は売っていないので、中古市場やオークション市場などで、価格はバラバラです。)
韓国版は3000円くらいで販売していたらしいです。
とても分厚くて内容も沢山なので、一度じゃ吸収しきれず。
これからも何度か読みたいと思っています。
おわりに
というわけで、初心者がBTSを学ぶために読んだ本たちでした。
初めに読む本をどれか選ぶとしたら、おススメは
10周年記念の『BEYOND THE STORY』、もしくは『「BTS学」への招待』の2冊です。
とにかくBTSについて深く知りたいなら前者、マーケティング的な観点も含めて広く知りたいなら後者、かな。
BTSの本を読んで思う事
いろいろ読んでみて思うのですが、やはり、それまでのモノサシを変えてしまったひとたち(グループ)なんだなあと思うのです。
アイドルとは、ラッパーとは、ボーイズグループとは、プロモーションとは、ファンダムとは・・・過去の定義があてはまらないんですよね。
それら従来の常識への反発、飛び出して独自の道を走り続けてきた、そんな感じでしょうか。
だから、最初は無視されたり虐められたりして、大変でしたね。
イノベーターの宿命とでもいうのでしょうね。
おまけ
2023年12月に、メンバー全員が兵役に行き、再び全員が揃うのは2025年6月以降です。
これまた、韓国では、過去に、兵役後に全員が揃って人気復活したグループというのがないそうなんです。
韓国の芸能界も、つい先日も色々と事件が発生しましたが、薬物、メンタルヘルス、過重労働(ウワサでは、収録に数日徹夜もザラだとか)など、問題も沢山あるようですね。
この前、HYBE社内にクリニックが出来たという話を何かで見ましたが、アーティストのメンタルヘルス問題は重要ですよね。そういう取り組みもいち早く行っているのがHYBEなんですね。
そうそう、Disney+の配信ドキュメンタリーの中で、HYBE代表であるパン・ヒショク氏が言っていた事が印象的でした。
デビューして、人気がでて有名になっても、シアワセになれない事が殆ど。アーティストが幸せになるためにはどうしたらよいのか考える必要があるし、その時期が来ている。
のような事を言っていました。(うろ覚えも部分もあるので、詳しくはDisney+で見てみてください)
こんな事を言う芸能プロダクションの経営者が今までいたんだろうか?と思いました。
BTSが2025年以降に全員で再びグループ活動を始めたら、それもまた新たな歴史になるんだと思いますし、是非そうなって欲しいですね。
そうするためにも、応援し続けたいです。
ではでは、本日はこれにて失礼いたします。 (本日も当サイトにおこしくださり、はてなスターやブックマークなどありがとうございます。)
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韓国語の勉強もありかも